
今月は、2月の誕生石であるアメジストについてお話ししたいと思います。
アメジストは、古来から水晶の中でも最も愛されてきた石で、神話にも数多く登場しています。
その最も有名なものが、酒神バッカスと乙女アメジストの物語です。いくつかのバリエーションがありますが、大筋はこうです。
ある時、お酒に酔った酒神バッカスが、戯れで最初に出会った人間に虎をけしかけようとした時、たまたま通りかかったのが月の女神ダイアナの神殿に向かう途中の乙女、アメジストでした。女神ダイアナは彼女を哀れと思い、彼女の姿を純白の石に変えました。自らの行為を恥じたバッカスが、持っていた葡萄酒をその石に注いで罪を詫びると、みるみるうちに石は美しい紫色に染まり、その石がアメジストになったということです。
それゆえこの石はまた、「バッカスストーン」とも呼ばれています。
アメジストは、ギリシャ語でお酒を意味する「methy」と否定の「a」という言葉から出来ていて、「酒に酔わない」という意味を持っています。古代ギリシャでは、アメジストを身に付けているとお酒に酔わないと信じられていました。また、アメジストでできた器でお酒を飲むと悪酔いしないともいわれています。
転じて後世には、アメジストはお酒の悪酔いを防ぐ、人生の悪酔いを防ぐ石として、20歳の記念石として用いられるようになりました。
また酒神バッカスに由来することから、縁結びにも効果があるとされ、ヨーロッパでは新婚カップルに贈る習わしがあります。
また、バッカスは演劇の神でもあることから、芸術に携わる人々のお守りとしても用いられています。
宝石言葉は「恋人を呼ぶ」「誠実」「心の平和」。
宝石言葉の通り、この石はお守りとして持ち歩くと、理想の異性との出会いをもたらすといわれます。
また逆に、不誠実な男性に出会うと、ひび割れたり色が変わったりして、持ち主に知らせるのだとか。
「愛の守護石」ともいわれる通り、誠実な愛を育み、恋人たちの絆を深め、真実の愛を守ると伝えられています。
また、アメジストが悪酔いを防いでくれることから、恋の悪酔いから身を守るとも伝えられています。恋の情熱が熱くなり過ぎた時には、適切に冷ましてくれるのだそうです。
また、この石の示す紫は、宗教的・霊的に権威の高い色とされていたため、古代の中国では精神安定の薬、エジプトでは魔除けとして用いられていました。
キリスト教では、独身主義を奨励し、信仰を象徴する石として、「司教の石」とも呼ばれ、祭司の全員がこの石の指輪をはめ、しばしば儀式で用いられたりもしました。
かのレオナルド・ダ・ヴィンチは、アメジストが邪悪な思念波を除去し、知力を高めるのを促進すると記しています。
肉体的にも霊的も、大きなパワーをもたらしてくれるとされることから、お守りとして身に付けていると、感情をコントロールし、精神を安定させ、冷静な判断をもたらすとされています。
心に不安を抱えている人には、心の傷を癒して、心をしずめ安らぎをもたらしてくれるでしょう。
直感力や創造力を高める働きもあるそうです。
浄化の方法は、清水で清めるか、天然塩を溶かした水につけると良いでしょう。それでもパワーが戻らないようでしたら、2〜3週間、天然塩の中に埋めておくと効果的です。
直射日光を当てると、色があせるおそれがありますので、なるべく避けてください。
最後に、アメジストを枕の下に入れて眠ると、安眠をもたらす、幸せな夢が見られるなどといわれています。
よろしければ今晩、試してみてくださいね。
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