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石のコラム

vol.48 翡翠

今回は魚座の守護石、翡翠(ジェード)についてご紹介させていただきたいと思います。

かつては「翡翠」といえば、ヒスイ輝石(硬玉)のことを指しましたが、現在では翡翠(ジェード)といえばジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の両方を表す言葉として用いられています。
日本で古来から愛されてきたのは、ジェダイトの方で、本翡翠とも呼ばれます。
一方、中国で古来より愛されてきた翡翠はネフライトのことだそうです。
ジェード(jade)という名前の由来は、スペイン語の腎臓の病気を治療する効果があるという意味の「ijade」からきているといわれています。
宝石言葉は「幸運」。

翡翠は通常、緑色の石と思われがちですが、「翡翠」という名前の「翡」がカワセミの雄で赤を、「翠」は雌で緑を意味しているように、赤や白、オレンジ、黄、黒、薄紫など、様々な色が存在します。
ジェダイトならば、色は白のものが多く、その他に緑や青紫や紫、暗緑色、黒などの色をしたものもあります。
紫色のものはラベンダージェード、暗緑色から黒色のものはクロロメラナイトなどとも呼ばれたりもします。
当店で現在お取り扱いしているような、白地に緑色の斑点が分布しているような模様のものは、モス・イン・スノーと呼ばれます。
他にも、黄緑色のアップルグリーン、暗い緑色の雲南ジェード、最上質のインペリアルジェードなど、同じ緑色でも、その色合いや品質により、種類も様々に分かれます。
一方ネフライトも、白色から淡黄色、緑色など、含有する鉄分の量によって様々に変化するのだそうです。
翡翠には、空色以外の全ての色が存在するのだとか。

翡翠は大変人気の高い石で、また高価なため、代用品として様々な石が使われてきました。
ジェードという言葉は、元々広い意味で緑色の石を指しましたが、現在では石英質の美しい石を指すフォルスネーム(通称名、偽名)として用いられることが多いようです。
例えば、インド翡翠といえば、アベンチュリンのことを指しますし、アマゾン翡翠といえば、アマゾナイトのことです。
他にも、イエロージェードと呼ばれる石は、アラゴナイトやカルサイトであることが多いようです。
ホワイトジェードと名付けられている場合も、翡翠ではなく、石英質の白い石という意味で名付けられている場合がございます。
また、ニュージェードという石もございますが、こちらはネフライトの別名として使われる他に、サーペンティンやプレナイト、カルサイトに着色したものの場合もあるのだそうです。
天然翡翠として販売されているものでも、カルセドニーだったりする場合があるようですので、購入の際は注意が必要です。

古代から、洋の東西を問わず「魔法の石」として崇められてきました。
特に東洋では、健康、高貴、長寿、徳を象徴する石として親しまれてきました。
中国では「玉」と呼ばれ、この石を持つと仁・義・智・勇・信の5つの徳が備わるとして、尊ばれました。また富をもたらし、幸運を招くともいわれ、現在でも女の子が生まれると、翡翠のブレスレットをプレゼントするのだそうです。
アメリカの先住民族は、グァテマラから産出されるこの石に彫刻を施して、護符としたそうです。特にマヤ文明においては、生命と不死の象徴でした。
また、日本でも縄文時代から勾玉として使用されてきました。
古くから、不運をさけるためのためのお守りや護符として用いられていたそうです。
魂と肉体を繋ぎ、霊界と現世との橋渡しをするともいわれ、儀式に用いられたり、死者とともに埋葬されるなど、死者の霊魂を鎮める石として利用されてきました。

翡翠は、人生の成功と繁栄を守護するとされます。
博愛心、正義感を強めて人望を集め、事業を成功に導くともされます。
「哲学の石」ともいわれ、潜在能力を高め、知恵と記憶力の向上を促し、望む目標へと導いてくれるのだそうです。

護符としては、不運をさける他、夜の平和な眠りを守り、盗賊の侵入を防ぐとして利用されてきました。
中国では、南京錠の形をした護符を首にかけると、子供は病気から守られると伝えられていました。
また、商談の際には、商人はこの石を手に握っていたともいわれます。
男性から女性に、翡翠で作られた蝶の形をした護符を贈ると、恋が成就するとも信じられていました。
何か新しい決断や冒険をする時は、小さな翡翠のかけらを手の中に握ってこするようにすると、その結果が幸運なものになるとも伝えられています。
イスラム世界では、扁平な翡翠のお守りを持っていると、不愉快なことや怪我を避けることができるとされていました。
ヨーロッパには、翡翠のお守りを持っていると、競馬に勝てるという言い伝えがあるそうです。
また、翡翠のスカラベは富貴を象徴するといわれています。

翡翠が放つ、穏やかな浄化の波動は、ネガティブなエネルギーを取り除き、心を穏やかにして、精神性を高めてくれるといわれています。
また、パートナーとの関係がうまくいかない時などは、この石が取りなしてくれることでしょう。

古くから、様々な病気の治療薬としても用いられてきました。
肉体的には、腎臓や肝臓、眼の病気に効果があるとされています。
また、血液を浄化して体内の毒素を排出する働きがあるともいわれています。

以下に、翡翠の種類別の効能を、ごく簡単にですがご紹介したいと思います。


石の種類 効果
ジェダイト(硬玉) 不安と恐れから解放し、感情の乱れを鎮める。
沈着さと忍耐力を養い、あらゆる災難から身を守る力があるとされている。
具体的な願いごとに良いとされる。
ネフライト(軟玉) 持ち主の生命力そのものに働きかけ、前向きのパワーを与える。
災いや呪いを退け、精神力を強めて、移り気を防ぐ力があるとされる。
抽象的な願いごとに良いとされる。
イエロージェード 知恵と安らぎを与えて、不安を取り除く。金運にも効果があるとされる。
ホワイトジェード 純粋な魂を表し、心を浄化する。精神性を高め、マイナスのイメージを払拭する。
ラベンダージェード 感性を鋭くし、内省を促す。情緒面での痛みを癒す。
レッドジェード 愛とストレスの解消。怒りを鎮め、判断力を高める。



浄化方法は、湧き水に浸したり、セージでいぶしたり、クリスタル・クラスターの上に載せておくと良いでしょう。
厚手の布にくるんで、10日〜3週間ほど土の中に埋めておくと、より効果的に浄化でき、パワーも高まります。

最後に、翡翠は願掛けなどのプログラミングをしやすい石ですが、プログラムが解けにくい傾向がございます。特に、ジェダイトにその傾向が強いそうです。
中古の翡翠は、前の持ち主の念が残っていることがあるため、もし使用することがあれば、土に埋めるなどしてしっかり浄化してから使用するようにしてくださいね。

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